ドメイン登録を WordPress.com に移管すると、ドメインとサイトの支払いをすべて1か所で管理できるようになります。このガイドでは、ドメイン移管を開始する方法、認証コードまたは EPP コードを取得する方法、ドメイン移管が完了した後に行う必要がある作業について説明します。
このガイド内
ドメイン移管の完了には5~7日かかります。ドメインをすぐに使用できるようにするには、まずドメインを接続してから、移管を開始します。
ドメイン移管中はドメインをキャンセルしないでください。ドメインは、移管が完了した時点で、現在のプロバイダーのシステムから自動的に削除されます。
すべての WordPress.com の年間プランには、 1年間無料のドメインが含まれており、これを使用するとドメインを無料で移管できます。
ご利用のプランに無料ドメインが含まれていない場合 (つまり、月額プランの場合)、移管費用はドメインの標準の更新費用と同じになります。同じサイトにいくつでもドメインを追加でき、追加の移管費用については個別に支払うことができます。
ドメインを WordPress.com に移管するには、次の条件を満たしている必要があります。次の場合にドメインを移管できます。
- 使用開始から60日以上経過している。
- 過去60日以内に移管されていない。
- 他の登録業者からの移管をサポート��る TLD のリストに掲載されている (.com、.net、.org を含むすべての主要な拡張子がサポートされています)。
- 可能な最大期間までまだ更新されていない (ほとんどのドメインでは10年ですが、一部の国別コードのドメイン拡張子ではそれより期間が短い場合があります)。
- ドメインに許可されている最大期間まで残り12か月未満の場合、ドメインは最大期間までしか更新されません。たとえば、最大期間が10年でドメインの有効期限が9年6か月の場合、移管すると、ドメインには通常の12か月ではなく6か月が追加されます。
ドメインがまだ対象になっていない場合は、今 WordPress.com サイトに接続しておくと、対象になった時点で移管できます。
2つのステップを実行して、既存の登録業者から WordPress.com へのドメインの移管を開始します。最初のステップでは、既存の登録業者でドメインのロックを解除します。 2番目のステップでは、WordPress.com アカウントで移管を開始します。
ドメイン移管では、サイトのコンテンツ (ページ、投稿、メディアなど) は移管されません。 ホスティングサービスを WordPress.com に移管する場合は、まず既存のサイトのコンテンツをインポートしてから、ドメインを移管します。
ドメインプロバイダー (ドメインが現在登録されている場所) のアカウントにログインし、ドメインのロックを解除します。ドメインプロバイダー��、移管などの不正な変更を防ぐためのセキュリティ対策としてドメインをロックします。通常、これはレジストラロックまたは移管ロックと呼ばれます。
💡
ドメインの登録先がわからない場合、WordPress のサイトプロファイラーでドメインに関する有用な情報を確認できます。
一般的なドメインプロバイダーの手順を以下に示します。ドメイン登録業者によっては、ドメインを移管する前に登録業者側で追加の手順を完了する必要がある場合があります。
一般的なドメインプロバイダーの手順 (クリックで表示)
1つのドメインを移管するには、次の手順に従います。他のプロバイダーに複数のドメインを所有している場合は、こちらをクリックしてドメイン一括移管ツールを使用し、複数の認証コードを入力して、すべてのドメインを一度に移管します。
このステップでは、システムで認証コード (EPP コードまたは移管コードとも呼ばれる) を取得する手順を説明します。
- WordPress.com のダッシュボードから、「アップグレード」→「ドメイン」の順に移動します。
- 右上の「+ ドメインを追加」ボタンをクリックします。
- 「所有しているドメインを使用する」を選択します。
- 次の画面で、移管するドメイン名を入力し、「次へ」をクリックします。
- 移管または接続の2つのオプションが表示されます。「ドメインを移管」の横の「選択」ボタンをクリックします。
- 次のページでは、ドメイン移管を開始するかどうかを確認するよう求められます。続行するには、「セットアップを開始」ボタンをクリックします。
- ドメインプロバイダーのアカウントにログインし、ドメインの設定ページを見つけます。この操作を行ったら「ドメインの設定ページが見つかりました」ボタンをクリックします。
- 現在のプロバイダーから受け取った認証コードを入力します。認証コードは移管コードまたは EPP コードと呼ばれる場合もあります。コードでは大文字と小文字が区別されるため、コードを手動で入力するのではなく、コピー & ペーストするようにしてください。余分なスペースが追加されないようにしてください。
- 「移管の準備を確認」ボタンをクリックします。
- 入力した認証コードが有効な場合は購入手続きページが表示され、移管の購入を完了できます。
ドメイン移管の購入には、追加で1年間のドメイン登録が含まれています。年間プランまたは複数年プランをご利用で、ドメインクレジットをまだ使用していない場合は、自動的にお買い物カゴに適用されます。
現在の登録業者から WordPress.com へのドメイン移管を開始したら、次の2点に注意する必要があります。登録業者から移管の承認を求められる場合があり (ステップ1)、ステップ2では移管が完了するまで待ちます。
移管を開始してから24時間以内に、現在の登録業者がドメインの連絡先アドレスにメールを送信する場合があります。このメールの確��リンクがクリックされない場合、ドメインの移管が失敗します。この間、WordPress.com ダッシュボードのドメインステータスには「待機中」と表示されます。
旧ドメイン登録業者から WordPress.com へカスタムドメイン名の移管を承認した後、ドメイン移管が完了するまでに3~5日かかる場合があります。その間、WordPress.com ダッシュボードのドメインステータスは「進行中」と表示されます。
ドメイン移管のステータスを確認するには、WordPress.com のダッシュボードにアクセスし、「アップグレード」→「ドメイン」の順に移動します。各ドメインがここに一覧表示され、「ステータス」カラムに次のいずれかが表示されます。
- 待機中: ドメイン移管を追加しましたが、移管処理を開始していません。14日以内に移管を開始しない場合、移管がアカウントから削除され、返金されるかプランのドメインクレジットが復元されます。
- 進行中: 認証コードを送信し、移管の支払いが完了しました。この期間はドメイン設定を変更できません。移管は5~7日以内に完了します。
- 有効: 移管が完了し、ドメインを自由に変更できます。
- 失敗: 移管を完了できません。失敗した移管が最初の購入から14日以内に再開されない場合、その移管は自動的にアカウントから削除され、支払いが返金されるか、プランのドメインクレジットが復元されます。
ドメインページにドメインが「有効」と表示されたら、移管は正常に完了しています。WordPress.com でドメインの使用を開始するには、次の2つのステップを完了する必要があります。
移管が成功したら、WordPress.com サイトを表示するようにネームサーバーを設定できます (まだ設定されていない場合)。次の手順を実行して、WordPress.com でホストされているサイトがドメインに表示されるようにします。
- WordPress.com のダッシュボードから、「アップグレード」→「ドメイン」の順に移動します。
- ドメイン名をクリックします。
- 「ネームサーバー」を選択します。
- 次の画面で、「WordPress.com のネームサーバーを使用」オプションをオンに切り替えます。
移管中に DNS レコードが WordPress.com にインポートされる場合がありますが、DNS レコードを確認して、必要なすべてのレコードが WordPress.com のドメインに存在することを確認することが重要です。
ドメインのメールアドレスが別のプロバイダーのものであり、転送で追加されなかった場合は、メールアカウントに必要な DNS レコードを追加する必要があります。
サイトの主要アドレスは、訪問者がサイトにアクセスしたときにブラウザーのアドレスバーに表示されるドメインです。サイトの主要ドメインを選択するには、次の手順を実行します。
気が変わってドメイン移管をやめる場合は、現在のプロバイダーのドメイン管理設定で直接キャンセルできます。
現在のプロバイダーで移管をキャンセルすると、WordPress.com でドメイン移管サブスクリプションが自動的にキャンセルされ、返金されます。プランで無料ドメインを使用していた場合は、キャンセルすると無料ドメインクレジットも復元されるため、別のドメインに使用できます。
ドメイン移管が完了しなかった場合、次のいずれかの理由が考えられます。
- 新しいサイトへのサインアップ中に移管を追加したが、14日以内に移管を開始する手順を完了しなかった場合。
- ドメインがまだロックされている場合。移管のために、現在のプロバイダーでドメインのロックの解除が済んでいることを確認してください。
- 移管の開始後にドメインが期限切れになった、償還に入った、またはキャンセルされた場合。現在のプロバイダーに問い合わせてドメインを再び有効にし、移管処理を再開してください。
- 現在のプロバイダー側で移管がキャンセルされた場合。プロバイダーに問い合わせて移管処理を再開してください。
- まれなケースとして、現在のプロバイダーが移管を承認しないために、移管がキャンセルされることがあります。
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